221363☆エンツォ 2018/11/20 06:21 (iPhone ios11.4.1)
俊輔の2人のパートナー
名波は俊輔獲得時に「一人で勝点3を持つオトコ」と言った。
FKについては議論の余地なくその通りだし流れの中のプレーでもCeltics時代の俊輔はその通りだった。負傷前の2017にさえ加齢からくるスピードやフィジカルの限界はあるにせよ、プレーゾーンの工夫と「他を使う」技術と経験値に持ち前のテクニックを駆使していくつも驚異を見せてくれたっけ。
しかし2017の成功にはやはり、「使えるパートナー」が必要だった。川辺との縦のポジションチェンジと、前線の相手の守備にクラックを生じさせることのできるアダイウトン。俊輔は加入後のプレシーズンに、「ジュビロの中に強みを見出している最中」と言い、その強み候補にアダイウトンを指名していた。
その読みは的中し、さらには川辺駿という俊輔の愛弟子に名乗りを上げた才能ある若者の学習能力の高さで完全に俊輔はジュビロの中心に君臨することが可能になった。そこにムサエフというカバースピードと奪取能力の高いアンカーが加わり2017ジュビロ躍進のコアがあった。
そうした強み、俊輔という稀代の10が輝くための「両翼」が負傷離脱と退団で失われてしまったのが2018ジュビロと俊輔の2018年だったと思う。
来年は俊輔にも名波にも勝負の年だろう。
来年と再来年のいずれかでジュビロが大輪の悲願のタイトル奪取の華を咲かせて、そのチームの中心でどんなカタチであれ俊輔が笑っていて欲しいと心から願う。