2220☆ミラぼろ 2015/09/27 22:49 (402SO)
ジェノアのシステムと策にミランが上手いことハマってしまった印象です。
ジェノアのシステムは343、セリエAお馴染みの守備時には5バックに変貌する形です。
サイドが手薄になりがちなのでミランとしてはサイドから攻めたい所ですが、ミランのシステムは4312。
こちらはバイタル特化の形なので、サイド攻撃はどちらかというと苦手なシステムです。
まず、ここでミスマッチがありましたね。
更に、ならFWがサイドに流れて数的優位を作れば良いじゃんということで、バロテッリがサイドに流れましたがそこをフォローするのがデ・ヨング。
これもミスマッチですね。
正直、攻撃面では足を引っ張るだけで、守備でも中央に陣取っている時の冴えは見られませんでした。
対面のラクサルトはボローニャに居た時にもやられましたが、非常に厄介な選手に成長しているみたいで。
カラブリアも完敗でしたね。
じゃ、右は囮にしてサイドを揺さぶろうとしてもリッカにはジェノアのFW陣が襲いかかります。
リッカ自身もミスが多かったので、スムーズにサイドチェンジが行えた場面は無かったのではないでしょうか。
タリアベントがよく笛を吹いた事もあってミランの攻撃は寸断されていましたね。
そして、リッカが使えないならCBだということでサパタに預けたらミスを犯してロマニョーリが退場。
デ・ヨングを代えて攻勢に出る選択肢が削られたので、非常に痛かったですね。
前線の個人技爆発しかミランは得点を奪う術がなくなり、結果としてそれが起こる事はありませんでした。
ポジティブだったのはイマイチパッとしなかったベルトラッチが孤軍奮闘していたこと。
あとはエリーが最終ラインからドリブルで運んでいったシーン。
精度は改善の余地がありますが、エリーにはああいったチャレンジをこれからも続けて欲しいですね。
ロマニョーリも繋げる選手なので、まさにシウバとネスタの様なCBコンビに成長してくれれば、こんなにワクワクすることはないですね。