1550254☆ああ 2025/03/12 14:01 (Android)
最も混乱を招いているのが「5枠目」の存在だ。
日本勢には来季、ACLEが3枠、下位大会のACL2が1枠の計4枠が割り当てられる。ただし、今季のACL2で日本勢が優勝した場合はもう1枠追加され、5クラブが出場できる規定になっている。今季のACL2では、サンフレッチェ広島が順調に勝ち進んでおり、優勝して日本に「5枠目」をもたらす期待がSNSなどで高まっている。
5枠目の権利があるとみられているのは、昨季J1で5位の鹿島アントラーズ。さらに、ACL2に出場する予定のガンバ大阪が5枠目の誕生で、上位大会のACLEに繰り上がるのでは、と期待する声も上がる。どちらも他力のため、広島を応援する投稿がいくつも見られた。
実際はどうなのか。Jリーグに取材すると、疑問はあっさり解決した。
「広島が昨季のJ1準優勝の時点で5枠目は消えています」
つまり、こうだ。広島は昨季J1の準優勝で来季ACLEの出場が確定。上位大会出場への救済措置の意味合いも含むACL2で、是が非でも結果を残す必要がなくなった。そのためACL2で優勝しても、ACLEの出場権をかけて戦うプレリミナリーステージ(PS)に出場しない。
Jリーグの担当者は、「広島がACL2に優勝した場合という前提条件はすでに不要」と説明。広島がACL2で優勝しても、日本勢の5枠目獲得にはつながらないことを強調した。
まとめると、広島が昨季のJ1で準優勝した時点で、日本からの出場は4枠で確定した。同時に、鹿島のACL2出場や、G大阪のACLE繰り上がりの可能性は消滅していたのだ。