福岡は名古屋に0―5と大敗し、1年でのJ2降格が決定した。4度目の降格は札幌、京都に並ぶJワーストの屈辱。複数の関係者によると就任2年目の井原正巳監督(49)は来季も続投の方針だ。
福岡が1年でJ2に逆戻りする。名古屋FW永井にハットトリックを許すなど、0―5と今季ワースト失点。1時間遅れで始まった試合で新潟が磐田に2―1と勝ったことで、3試合を残して降格が決まった。1―4で惨敗した前節(9月25日)の神戸戦に続き、2戦9失点と守備が崩壊。井原正巳監督(49)は「重圧をパワーに変えて反撃する力がなかった。私に責任がある」と厳しい表情だった。
昨季から現役時代に「アジアの壁」と言われた元日本代表DFの井原監督が就任して守備を再建。J2リーグ3位から昇格プレーオフを制して3度目のJ1復帰を果たした。だが今季は今節終了時でリーグワーストの年間56失点。昨オフに大型補強をしなかった鈴木健仁強化部長(45)は「苦戦は予想していたが、ここまで守備がやられるとは。残留争いを勝ち抜く経験値もなかった」と振り返った。
06、11年のJ1復帰時と同様に1年でJ2に突き落とされた。4度目の降格は京都、札幌に並ぶ最多で、12年から導入されたJ1昇格プレーオフを勝ち抜いたチーム(大分、徳島、山形、福岡)はすべて1年で降格。川森敬史社長(50)は来季の体制について「まだこれから」としたが、複数の関係者によると井原監督は続投の方針。「来年どうこうより今季まだ残り3試合ある。意地を見せたい」と井原監督。来季はJ1で戦える力を蓄えつつ、J2を勝ち抜く厳しい戦いが待っている。