586455☆ああ 2023/11/30 23:06 (iOS16.0.2)
時は2023年12月3日、超満員のベスト電器スタジアム。
この試合を決定づけたのはアビスパサポーターが愛するこの男だった。
前半5分、小田のヘッドで幸先よく先制。すると、勢いそのままにアビスパのエースが大爆発する。
なんと前半のうちに3得点を挙げ、ハットトリックを達成。大勝に沸くベススタ。
そして試合後のヒーローインタビュー、まさかの来季ユニで現れる山岸。空いた口が塞がらないアビスパサポーター。
そんなサポーターに山岸は語りかける。
「皆さん俺のこと信用してなさすぎでしょ(笑)
皆さんはピッチに立つことがあまりないので分からないかもしれませんけど、ベススタって独特の雰囲気があって大好きなんです。
俺はこのスタジアムで、この大好きなアビスパでこれからも更なる高みを目指したいです。
そもそも星が欲しいってずっと言ってきた俺が移籍するはずないじゃないですか(笑)。
来季は常にこれくらいのお客さんに来ていただいて、ACL出場権取りましょう🤟(早口)。」
この日1番の大歓声に沸くベスト電器スタジアム。
エースの残留に歓喜したサポーターの熱が冷める訳もなく、セレモニー終了後も2万人が山岸祐也のラブソングを歌い続けた。このラブソングは三日三晩、止むことはなかった。
その後、スタジアムに訪れた2万人は、会長の「ポチッと」という大号令に従い、その場で11番山岸祐也ユニフォームを購入。ついでに年パスも購入。こうしてアビスパ福岡は、100億円クラブに向けて、新たな道のりを歩み始めたのであった。