779008☆小田の時も取説書きましたが 2024/12/18 22:28 (iOS18.1.1)
誰よりも詳細な名古新太郎の解説をします
長所からいきますね。
まずサッカーIQが高いです。
攻撃でも守備でも適切なポジションを取る力が抜群に高い。
攻撃時では、バイタルでボールを受ける、3列目でボールを引き出す。CFと入れ替わりで裏に抜ける、SB裏を取る、等々どんな位置でも敵の陣形を見て入り込むことができます。
守備時では、味方と連動してハイプレス・ブロックの切り替えを適切に行えます。彼の所から組織的な綻びを産むことはまずありません。
そして、足元の技術が高いです
寄せてくる敵をトラップ際やターンで剥がす技術に長けています。ボールを受けて前を向く力が高い。ファーストタッチやターンで局面を変えられるのが彼のオンザボールでの長所です。
セットプレーのキッカーも良し。
威力こそ並なのですが、キック精度は良し。セットプレーのキッカーとしても良好です
ポリバレントさが良い
上記の説明で分かりそうですが、もはやボランチ・サイド・トップ下。中盤はどこでもできます。鹿島では裏を取る上手さを見出されトップ下起用がメインでしたが、たまにサイド起用もされますしたし、大学時代はボランチの選手です。
ここからは短所です
大前提として怪我が多いです。
1シーズン通してフル稼働したのは今季が初めて。そんな今年も軽い離脱はありました。
そして運動量。90分保たないのです。
攻撃に守備に知恵を絞って身体の限り奔走するスタイルです。スタメン起用すると後半では攻守共に質が下がってしまいます。
プレースケールが小さい。
左右問わずプレーできますし。ドリブル、パス、シュート、何を切り取っても悪くないのですが…
逆に、圧倒的な突破や、強烈なキック、パスコースを見出す目など、何か特別に秀でたモノが無くゴールを産むスペシャルな仕事ができません。
上手く賢い選手なのですが、何においても決定的なプレーが出てきません。
ロストしがち。
ファーストタッチやターンで抜きに行くのを好む弊害ですが、逆にそこでロストするのをよく見ます。
ここが彼の唯一スペシャルな領域に辿り着けそうなプレーだと思っているのですが、まだ極みには達していません。
鹿島板を除けばすぐ分かると思います。彼は今年の鹿島に欠かせない存在でした。
技術と知恵に長けた労働者です。本当に惜しいのは何か突出しなかった所。仮に「強烈なミドルシュートでゴール取れる」みたいな何かが１つでもあれば海外や代表に行ける選手だったのではないかと夢想してしまいます。
