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2082☆アスルがんばれ 2020/03/07 08:56 (Firefox)
男性
勝利のメンタリティー(山本昌邦)より抜粋
〜私には浩義という弟がいる。その弟が静岡県沼津市で運営するのが「アスルクラロ沼津」というサッカークラブだ。23年前に近隣の幼稚園児を集めて弟がひとりでスクールを開いたのが始まりだった。1期生の幼稚園児たちが小学生になると小学生の部ができ、中学生になると中学生の部ができた。高校生になると、そこから先は提携していたJリーグのジュビロ磐田のユースや高校のサッカー部に後を託す形をとってきた。そうやって地道に活動を続けている間に今や会員数が全国各地に2000人を超えるクラブに成長した。クラブを巣立ったOBたちの中から、大学などを卒業して地元にUターン就職する子も増えてきた。そういうOBが集まって「おれたちもサッカーしたいよね」という話になり、社会人登録して静岡県リーグの下の方から活動を始めるようになった。すると、じわじわと県内で順位を上げて昨年は東海リーグ2部で2位になり、今年から東海リーグ1部で戦えるようになった。スタジアム等の問題もある。J3くらいになるとハードもそれなりのものが要求され、基準をクリアしないと仲間に入れてもらえない。しかし、地域に種をまき、地域に根差した大きな花を咲かせるという、ボトムアップ型の自立(律)したクラブをつくるのは、サッカーに携わる人間なら誰しも描く夢だろう。
ゴール裏で応援するだけでなく、クラブ運営にもっと直接的にかかわる手応えを持ってもらい、先祖代々、このクラブを支えてきたのは自分たちだという誇りを市民に持ってもらえるようなクラブになれたら、下のリーグに落ちてもクモの子を散らすようにファンが離れていくこともないだろう。スポンサー企業が離れたから消滅、ということにもなりにくいのではないか。
地域格差を理由にせず、子供の能力を引き出す、伸ばす環境を整備する。足元である地域で、100年先に向けて、明るい種をまく。それは、われわれ、大人の責任だと思うのである。〜
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