男性 カメックス
J2福岡の亀川「国もアビも背負う」 U22遠征出発
西日本スポーツ*2月12日(木)6時20分配信
亀がニッポンとアビスパを背負う−。J2の福岡に今季期限付き移籍で加入したDF亀川諒史(21)が、クラブとU−22(22歳以下)日本代表でのスタメン定着を掲げた。クラブでは4日のJ1鹿島戦、7日のJ2大分トリニータ戦と2戦連続でフル出場。リオデジャネイロ五輪出場を目指す同代表のシンガポール遠征(11〜15日)メンバーにも食い込み、11日招集された。きょう12日にシンガポールへ出発。一時はサッカーを諦めて料理人の道を志したこともある“無印”のサイドバックが、虎視眈々(たんたん)とブレークを狙う。
監督絶賛「欠かせない存在」
カメが背負うのは甲羅とは限らない。「国を背負う意識を高く持っている。アビスパの選手の名に恥じない気持ちを出したい」。亀川は3月下旬に行われるリオ五輪予選(マレーシア)も見据え、U−23(23歳以下)シンガポール代表との親善試合でアピールを誓う。
帝京三高(山梨)では全国高校選手権に出場できず、無名の存在。注目は県内のライバル山梨学院大付のMF白崎(現J1清水)に集中した。「実際に(県内の公式戦で)対戦しても、白崎はJ1クラブが争奪戦を繰り広げる選手だなと感じていた。逆に自分はプロでは厳しいと思った」
当時の夢は料理人。両親が共働きで、母方の祖母に作ってもらったハンバーグの味が忘れられず、料理にのめりこんだ。「高校卒業後は、料理の専門学校に行こうと考えた」。Jリーガーの道は諦めかけていた中、当時J2の湘南に誘われて入団。「全員攻撃、全員守備」を掲げるチョウ監督の下で走り込み、運動量や攻守の切り替えの速さに磨きをかけて頭角を現した。2013年秋のミャンマー遠征で、U−20(20歳以下)日本代表に初招集された。
湘南は今季J1に復帰したが、より多くの出場機会を求めて福岡に期限付きで移籍した。「井原監督は守備を大事にされる方。(U−22日本代表の)手倉森監督に近いものがあるのでプラスになる」。2月の宮崎キャンプでは左サイドバックとして先発に定着。井原監督は「体が強く、守備能力にたけている。欠かせない存在」と期待する。