■3バックと縦の4ライン
今季のリーガはバルセロナ、アトレティコ、バレンシア、レアル・マドリーをはじめ4-4-2を敷くチームが多い。これらのチームの縦のラインが3つなのに対して、ジローナの縦ラインは4つだ。
パブロ・マチン監督は3-4-2-1を施行する。「4」の高さに位置する両サイドハーフ、パブロ・マフェオとフランシスコ・アダイを捕まえるのは困難だ。ウイングを置かないシステム(例えば4-4-2)では、マフェオとアダイに対してSBが対応することになる。
相手のSBを引き出せたら、「2」に位置するポルトゥやボルハ・ガルシアがその裏のスペースを狙う。対応に来なければマフェオ、アダイがシンプルにクロスボールを放り込む。中央には空中戦に強いストゥアニがいる。これがジローナの大きな武器となっているのだ。
■独特なシステムが機能する理由
ジローナの主力の大半が長く一緒にプレーしており、彼らの間には確かな共通理解がある。マチン監督が敷く戦術には難解な部分があるが、それが解釈されピッチ上で体現されているのは、長期間を共に過ごしている経験が大きい。
アレックス・グラネルは「ジローナのプレースタイルは特殊だ。それが機能するためには、知識が必要になる。でも、ジローナの多くの選手は数年間一緒にプレーしてきた。その事実は僕たちを大いに助けてくれている」と好調の秘訣を明かしている。