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北海道新聞の記事より
7日に長野県松本市で行われたJ2・J3百年構想リーグ第5節のJ3松本戦。そこでJ2、J3の垣根を越えた特別リーグならではの、親子の再会があった。
今季から松本を率いるのは石崎信弘監督(67)。息子は、J2札幌でチーム広報を務める石崎拓也さん(37)だ。
「おやじがいるチームはいつも一番応援してきた。でも今は対戦するクラブの人間。不思議な感覚でしたね」と振り返る。幼いころから観客席で、あるいは画面越しに見てきた父を、初めて敵将としてピッチレベルで見つめた。当日は仕事に徹し、父と会話はしなかった。
拓也さんが7歳になる1995年、父は日本フットボールリーグのNEC山形(現J2山形)の監督に就任し、その後も札幌など数々のクラブを指揮した。拓也さんも週末は試合を見に行くのが習慣だった。実績がある監督だが「僕からしたら普通の親です。よく続けてるなあ、とは思います」と笑う。
拓也さんは2020年から札幌でクラブ広報を務める。取材対応や情報発信を行い、選手とメディアをつなぐ。選手との関係づくりを日頃から心がけており、「選手とたいしたことない会話も普段からするようにしている」と話す。
試合は0―3で完敗した。松本は前線からプレスをかけ、ハードワークもいとわなかった。「(就任から)短期間だけど、おやじのチームだなと感じた。『守備の監督』なので」と驚く。
次の再会は4月18日のホーム戦だ。拓也さんは広報の立場のため「僕ができることはないので言いづらいですが…」と話しつつ、横顔にはリベンジへの思いがにじんでいた。荒野、宮沢ら石崎監督の教え子が在籍する札幌の「恩返し」を期待したい。