>>932106
岩政は神経質かもしれない。鹿島の監督の時ほとんど眠れなかったとか。
■ほとんど眠れなかった鹿島の監督時代
―ハノイFCの会見では「相手を圧倒するサッカーがしたい」「自分はタイトルを常に欲している」と仰っていて、またハードルを上げすぎていないかなと少し心配になりました。というのもハノイFCは今季で岩政さんが4人目の監督ですよね?
実際には2人目です。
―そうなんですか?
日本の報道がちょっと足りていないんですけど、昨年からやっていた監督がACLでレッズに0−6で負けてクビになって、そこからは実質監督不在だったようです。チーム内のベトナム人で回しながら日本人監督を探していたのが事実です。
―鹿島の監督をやっていて、眠れない夜はありましたか?
ほとんど眠れないですよ。
―ほとんどですか。?
シーズン中は特に。いまJリーグのチームはどこもキャンプをやっていると思いますけどキャンプ中はみんな楽しいんじゃないですか。美味しい九州料理とかを食べて、練習試合をしても課題の抽出とかチーム作りの確認をしてる段階なのでいいですけど、やっぱ勝ち負けが入ってくると……うん。
―プレッシャーがかかってくるわけですね。
いろんな人の声がどんどん届いてくる。今の選手たちはSNSをやっているので余計に。僕らが選手の時代はSNSがなかったので、周りの声なんか気にせずやってましたけど、今はすごい影響力ですよね。意識しないようにしても目にしてしまうとみんな気にしてしまう。昨年の鹿島のサッカーはピッチ脇で見ていて面白かったですよ。優勝がなくなるまでは。選手たちも躍動していた。しかし、優勝がなくなった瞬間、色々な声が聞こえてきた。それで、何もかもなかったような風潮ができあがった。もったいなかったですね。なぜ僕たちがあの順位にいたのか。外に出ているデータやわかりやすい形では見えないものを作り出していましたから。
―ただ、人はわかりにくいもの、理解できないものを批判したがる傾向にあります。一体、何がやりたいんだ、と。