>>1136745
西はもう札幌には戻れんわ
〉)札幌はJ1とJ2を行き来していた時期が長かったクラブなので、2018年にミシャが来てからずっとJ1に残してくれたという恩が強かったのかな。そのミシャが築いたベースから何ができるかが大事だったはずなのに、みんなミシャのスタイルを体現することに目が向いていた気がします
西は札幌で育った選手だからこそ、強い危惧を抱いたに違いない。けれども、そうやってチームを冷静に客観視し、足りない部分を指摘する選手を指揮官が好むとは限らない。結果的に西は“ミシャ・ファミリー”から外れる格好になってしまったのだ。
「2023年夏にクラブを離れることになったとき、当時の社長である三上大勝さん(現ガンバ大阪フットボール本部長)に『このままじゃマジヤバいですよ』と伝えてから出ていきました。
その後、外から札幌を見ていましたけど、2024年にJ1で19位になってJ2降格が決まり、ミシャも退任することになった。2025年は鹿島でお世話になった岩政大樹さんが監督になりましたけど、思うように結果が出なくて、8月に柴田(慎吾=現トップコーチ)さんが引き継ぐ形になった。J1復帰も叶いませんでしたよね。今はものすごく難しい時期にいるなと感じます
苦渋の表情を浮かべて語った西。やはり自身が育った愛着のあるクラブには、つねにJ1に在籍して強くあってほしいと思うのも当然のこと。札幌の再建を心から願っているのだ。
この前も社長の石水創さんと会って話をしました。創さんとはサッカーの話ばっかりしてます。僕は先代社長の勲さんとは一緒に釣りをしたことがあるくらいの関係でしたけど、勲さんがどれだけの情熱を持って札幌というチームを作り上げてきたかを彼もよく分かっているし、何とかして守りたいという強い気持ちを持っているのもよく理解しています。
経営的にも厳しい環境で、いろいろ大変だと思いますけど、いい方向に進んでほしい。チームを離れた自分は遠くから見守るだけになってしまいますけど、よくなってほしいですね」
切なる思いを吐露した西。現時点で西が札幌に何らかの形で関わる話はないというが、クラブが輩出した数少ない日本代表経験者の1人であることは確か。歯に衣着せぬ物言いのできる男の意見に耳を傾けることも、クラブの発展につながる可能性は少なくないはずだ。
現役を退いた今、本人は「今の僕は38歳の子ども部屋おじさん」と笑っていたが、札幌には西のような人材を生かす度量があってほしいところだ。
2026年の札幌は川井健太新監督率いる新体制に移行。J2・J3百年構想リーグを経て、2026-27シーズンでのJ1復帰を目指すことになるが、果たして西が願うような“勝てる集団”へと変貌できるのか。その動向を注視していきたい。