No.61367
藤春
一報を聞いた後、天を見上げ、喜びをかみしめた。大体大4年だった10年7月9日、病を抱えていた父末広さん(享年55)が天国へ旅立った。そのころ、夢だったG大阪からの入団オファーが届いた。実家が営む製造業を継ぐか迷っていた時、家族から父の伝言を聞いた。「自由に生きていけばいい」−。空から、代表に入るまでサッカーを続けろと聞こえた気がした。「余命1年」と宣告された父は、病気が悪化し、倒れる日まで仕事に出かけた。最後まで全力だった背中を追いかけ、諦めずにプロ5年間を走り続けてきた。 がんばれ藤春
