53681☆ギラファン初心者＠東京 2019/11/21 00:22 (iPhone ios13.1.3)
男性
シマダノメ
今回も非常に面白かったです。
そもそも専業レジスタという存在自体が昨今のフットボールの世界的なレベルアップの中で居場所を失いつつあり、本来攻撃が持ち味とされた中盤の選手であっても戦術の要請により守備の強度そして切り替えの速さなどに重きが置かれるようになった。
然しながら過去幾度となく体感したあの絶対的な自由、全てを司る感覚、少し夢見心地の中でフワリと最高のボールを蹴れてしまう感覚、これらを殺さずにどう活かすかという葛藤は、加藤選手のみならず、繊細な感性と技術を特徴とする世界中の選手が悩み、そしてやむなく自身のアイデンティティを捨て去ってきたのだろう。
当然ながらJ2の舞台も、数年前とは別次元の強さと速さを示している。技術のある選手が溜めてヒラリとかわしたところで、二手先、三手先の選手で詰められ追い込まれるようでは結果意味が無い。勿論上手く行く時もあるだろうが、突き詰めて考えれば、何処までも挑戦者たる故、常に上を目指すべきなのだろう。流石小林監督です。超ド級に厳しい。
全体を動かしながら、華美さを伴わずに決定的なプレーをする。Jだと憲剛とか大島とかかな？近いのは。基本シンプルだし、でも一瞬の鋭さと繊細さが半端じゃ無い。世界だとアザール、デブライネあたりが、早くて上手くて強い、さながら超越者のようだ。でも弘堅には弘堅の道があると思う。俺はほんと大好きだし、信じてる。
ギラヴァンツの今後の後方からのゲームメイクのレベルアップって何だろう。サイド攻撃に繋ぐビルドアップのオートマティズムは凄いよね。でも時折アタリマエ作業になってしまって、守る側も、はいそうですね、と言った感じ。これに加藤選手が配球で味をつけて、大悟や國分、野口や池元さんを筆頭に高い技術やムーブで崩すといった感じ。
YS戦後に小林監督が言ってたけど、中途半端なポジション取りをする選手に苦しんだ、と。守備の選手同士がマークにつくかつかざるか迷った結果お見合いしてしまうようなシーン、これを連続して作られると、あれよあれよのうちにやられてしまう。日本代表がアジアカップ決勝でカタールやられたアレ、ギラヴァンツの次の手のような気がする笑
