4連敗中の名古屋グランパスはFW永井謙佑 (25)の速攻に鳥栖戦での勝利を託す。故障 欠場するケネディ、玉田の両エースに代わって 先発が濃厚。ベストメンバーには程遠いチーム 状況での一戦は守勢に立たされる展開も予想さ れる。永井は逆襲から俊足を飛ばす場面を、虎 視たんたんと狙っている。
窮地に陥ったときこそ、永井のスピードが生 きる。攻撃ではケネディ、玉田のツートップ、 守りでも大武ら主力を欠いての鳥栖戦。傷だら けのチームを率いる西野監督は若手FW2人の 名前を挙げて期待感を示した。
「動ける選手がいる。かき回してもらわない と。今までとは違ったパターンのサッカーにな るかもしれない。永井と松田のプレースタイル を生かしたい」
西野サッカーの代名詞は「ポゼッション」。 ボールを支配しながらパスワークで攻め崩すの が理想だが、好調の鳥栖相手に主力を欠いては プラン通りの展開は望みにくい。武器としたい のは永井の並外れたスピードだ。
「鳥栖は結構前に出てくる。後ろがルーズに なる場面がある。どんどん危険なエリアに入っ ていきたい」と永井は言う。相手が攻勢に出て きたときこそチャンス。逆襲からDFをぶっち ぎる得意のパターンを思い描く。
コンディションは上々。11日の浦和戦で昨 夏のグランパス復帰後初ゴールをマーク。この 試合で退場処分を受け前節甲府戦は出場停止と なったが、その分フレッシュな状態で鳥栖戦に 臨める。
「このところ練習でシュートがよく入る。い い感覚が戻っている。鳥栖戦は貪欲に狙う。悪 い流れを断ち切りたい」
シュートが入り出したら止まらない男。12 年夏には4試合6得点の離れ業も演じた。数少 ないであろう絶好機を、永井は逃さない。