風間本より抜粋
勝つ ため に 相手 の 良 さを 消し たり、 8 人 で 守っ て 一発 を 狙っ たり、
ただ やみくも に 前線 へ 放り込ん だり、 そういう こと は し ませ ん。
やっ て いる 選手 が 楽しく ない し、 見 て いる お客 さん にとって も あまり 面白く ない でしょ う。
スタジアム への リピーター にはなり づらい と 思い ます。
そもそも、 勝ち 続ける ため には、 それ が もっとも 確実 な 方法 だ とは 考え て い ませ ん。
それでも、
「それ は 理想 に すぎ ない。 面白い サッカー で 勝つ のは、 バルセロナ みたい に 本当に 強い チーム が 目指す こと。
ブラジル W杯 の 日本 代表 は 自分 たち の サッカー に こだわり すぎ て、 1 次 リーグ で 敗退 し た じゃ ない か」
と 言う 人 も いる でしょ う。
その 発想、「 日本 サッカー の これ までの 常識」 こそ、 変え たい と 思う の です。
誤解 を 恐れ ず に 言え ば、 日本人 は どうしても 物事 を
「 何 かを 達成 する ため には 何 かを 犠牲 に する 必要 が ある」
などと、 別々 に 考え がち です。
サッカー に 置き換え ても 同じ では ない でしょ う か。
試合 に 勝敗 が ある 以上、 勝利 を 目指す のは 当然 です。
じゃあ 勝利 の ため には すべて を 犠牲 に し て いい のか。
プレーヤー が 楽しみ、 ファン が 楽しめる 魅力 ある サッカー を 追い求め なく て いい のか。
私 は 違う と 考え ます。
「 勝つ」 と「 楽しむ」 その 両方 を 追い求め て いく のが、 サッカー の 醍醐味 だ と 思っ て い ます。
「 いい サッカー」 と「 勝つ サッカー」 は 別物 で なく て いい。
「痛く ない」「 治す」 の いい とこ どり を 指導 者 として の 哲学 に し て いる つもり です。
風間八宏. 伝わる技術 力を引き出すコミュニケーション (講談社現代新書)