144543☆ああ 2025/12/10 08:46 (Chrome)
西村さんは、育成を含め幅広い自由裁量を持っていた
ただし、だからといって何でも自由に進められるわけではない
クラブ運営には複数のセクションが関わる以上、細かな調整が必要な時もあり、場合によっては自分が折れる判断も求められるだろう
クラブを良くしたいという強い思いが西村さんにあったことは十分理解できる
ただ、昨年あたりから森監督との間に選手補強をめぐって方向性の違いが見えていたことも漏れ聞こえていたように、
周囲の理解を得ながら進める場面と、自分の裁量で決断できる場面──その“境目”の見極めは本来とても重要ではある
周りから見れば、その点で思慮が足りないように映ってしまったのかもしれない
組織というのは、一人の強い意志だけで前に進めることができるものではない
たとえ能力が高くても、組織内で歩調を合わせる姿勢や、他のセクションとの信頼関係づくりが欠けると、どうしても摩擦が生まれてしまう
育成を大事にする姿勢は水戸の強みだが、J1に挑むこのタイミングでは、育成偏重になりすぎないバランス感覚も求められるのだろう
今回のような決断に至った背景には、クラブとしての方向性や組織運営のあり方を、もう一度整えたいという意図もあったのかなと邪推している