98527☆ああ 2024/05/18 09:35 (iOS17.4.1)
勝利のために。「水戸らしさ」を出し切り全員で戦え
公式HPより。
2-0の快勝を収めた前々節熊本戦後、選手たちはこう声を揃えた。
「大事なのは次」。
第1節いわき戦、第11節山口戦で勝利して勢いに乗るチャンスを得たものの、その次の試合で敗戦を喫して調子を落としたことが低迷の原因となっていることを選手たちは理解していた。濱崎芳己前監督の解任というショッキングな出来事を乗り越えてつかんだ熊本戦の勝利。「同じ過ちをしてたまるものか」と選手たちはより一層士気を高めて、前節山形戦に挑んだ。
正式に就任した森直樹監督のもと、選手たちは勝利のためにすべてを出し切った。前半は果敢にハイプレスをかけて敵陣でボール奪取を切り返し、勢いに乗ってゴールに襲い掛かった。42分にCKの流れから最後は安藤瑞季が豪快にゴールに蹴り込んで先制に成功する。後半は山形の反撃を受けたものの、チーム全員で粘り強く守り切って逃げ切りに成功。今季初の連勝を達成した。
ただ、まだ状況が大きく変わったわけではない。以前、下位に低迷しており、少しでも調子を落としたら、再び降格圏に落ちてしまう状況にある。だからこそ、前節勝利後も選手たちは「大事なのは次」と語気を強めていた。
今節対戦する大分はパスワークをベースとした攻撃的なチーム。後手に回ってしまったら、多彩な攻撃に翻弄されてしまうだろう。その相手に対して、直近2試合のような攻守でアグレッシブな姿勢を貫くことが求められる。そのためにも球際の争いや1対1、運動量といった「サッカーの本質」で上回らなければならない。
相手よりも泥臭く、相手よりもゴールに向かい、相手よりも体を張って戦う。今節も「水戸らしさ」を発揮して勝利をつかみ取れ。(佐藤 拓也)