○シュクリニアル
[ESPN]
シュクリニアル特集
17年夏、ムリージョやメデルが消えたネラッズーリはカプラーリ+800万という一見悪夢のような契約でシュクリニアルを獲得。一方ライバルのミランは世界最高のCBであるボヌッチを獲得した。サバティーニは皆が期待していた即戦力でなくセリエでわずか1年しかプレーしていない若者を連れてきたのだ。
獲得時の記者会見でのサバティーニは『シュクリニアルがどれくらい良いか皆で見てみよう。』と繰り返すばかり。何も知らないファンは皆ラノッキアが開幕スタートラインに立っていると思っていた。
1ヶ月後ボヌッチはラツィオのインモービレに踊らされ、シュクリニアルはサムエルを思い出させる様な素晴らしいプレーで57000人のファンから暖かい拍手を受けていた。一言で言えば『The Wall』である。こうして素晴らしいスタートを決めた。彼の対人守備は素晴らしくゲームの流れを読みスペースをカバーする能力も備えている。キーパーとキャッチャーを合わせたような彼の活躍でインテルが快適になったのは言うまでもない。
『ほぼ全てのビッククラブが1年以内にシュクリニアルの獲得を望むでしょう。』
これはスパレッティ監督のコメントです。既にそれは現実となっており、現在世界中から将来のスターとして称賛されています。ではシュクリニアルがムリージョのように後退しない為にはどうすればいいのだろうか?シュクリニアルのシャツを着て応援するだけでは不十分です。
最近目に見えて分かるのはシュクリニアルの到着後ミランダの状態が悪化している事です。何故?シュクリニアルの為に昨年より多くの仕事を求められている?もしかしたらシュクリニアルはマークの役割に固執し過ぎているのではないか?
実際我々はシュクリニアルに評価を良い方に偏らせているかもしれない。確かにインパクトはあるが、事はそう簡単ではない。シュクリニアルは完璧ではないし間違いも起こしている。ローマ戦でのジェコのゴールもその1つであろう。
しかしムリージョの時と違うのは指揮官がスパレッティという事だ。スパレッティはDFを巧みに指揮して守備構築するのに長けている。スパレッティの下で本領発揮したファシオを覚えていますか?スパレッティの戦術は複雑でありサッカーを通り越してNFLに似ている。サッカーというのは1つの戦術で優れていても別の戦術だと平均的かそれ以下になる選手も沢山いる。この点でシュクリニアルが全く問題無いのが分かる。Optaの統計では現段階で昨年以上のタックルとインターセプトを成功させている。それにムリージョとは違って昨年からセリエにいたのは大きい。
だが何より一番ムリージョと違うのはサバティーニが選出したという事だろう。サバティーニが強力なDFを選んだのは今回が初めてではない。過去にはベナティア、マノラス、ウスタフィ、ロマニョーリなどの選手を獲得してきた。サバティーニの目利きこそが最大のメリットだろう。また古巣サンプドリアのジャンパオロ監督でさえ『数年でヨーロッパ最高のCBになる』とコメントしている。
今後の更なる活躍を期待せずにはいられない。ラノッキアの幽霊がサンシーロに出ないようにインテリスタもシュクリニアルの大成を願っている。