No.67651
チャンピオンシップ
いよいよ23日からJリーグ・ディビジョン1・チャンピオンシップが始まる。なんでも勝ち点59のクラブが74のクラブを出し抜いて王者に君臨する可能性があるそうで、例えその可能性が数パーセントに過ぎなくても、悪い冗談にもほどがある。
よしんばその“59クラブ”が勝ったところで相手のサポからハナで笑われるのがオチだろうし、大体、勝利の暁にいったい彼らは何を誇る、というのだろう?私なら恥ずかしくて表彰式の時メダルを首から外して、その後で罰金5千万円を払うね(笑)
しかしだからと言って、私はこのCSのようにシーズンの最後を華々しくブチあげ、世間様からの認知を勝ち取りたい、というオーガナイザーの狙いを絶対否定しない。シーズン終盤のマンネリ化を防ぐ仕掛け、手だて、創意工夫は世界中のありとあらゆるプロスポーツの必須命題なのであり、絶対そこから目をそらしてはならない。
「情熱と信念をもって誠実な努力をし続けていけば、きっといつかは皆様に解っていただける。フットボールの神様はちゃんとみていてくださる」などというのは、結局ただ思考停止しているだけの甘ったれの逃げ口上にすぎない。
なんの工夫もないフツーの1ステージ制を「これが世界の趨勢、グローバルスタンダードだから」などと強弁しながら漫然と“垂れ流し”続けるのは勝手だが、別に世の中にはフットボール以外にも素晴らしいプロスポーツはいくらでもある。思い上がるのもいい加減にしていただきたい。
しかしだからといって、勝ち点で15も負けているクラブがチャンピオンになってしまうかもしれない現行のCSのシステムはやはりいただけない。いったいこれじゃ何のため、1シーズンに渡る長いリーグ戦を必死に戦い抜いてきたのか全くわからない。ありとあらゆる犠牲と献身によって切磋琢磨を続けてきた各クラブの誠実な営為を愚弄し、踏みにじってしまっている。
それに比べれば、私が提唱する(笑)TPPの方がよほど、フェアな“雰囲気”をキープしたまま、なおかつシーズン最終盤の盛り上がりを派手にブチ上げたいという、どうしようもない矛盾、ジレンマ、二律背反の難題をクリアにしている。
TPPをシーズン中盤に持ち込めば必ず、プレイオフシステムなんぞに頼らなくても最終節にリーグはレッドゾーン振り切りの盛り上がりを期待できる。しつこく繰り返すが、最終節に7クラブに優勝の可能性がある、なんて状況すら起こりえるからだ。7クラブは無理でも、4クラブは間違いない。何の小細工をしなくても勝手にプレイオフが開催されるようなものだ。
さらにTPPなら終盤を盛り上げるためのポストシーズンなんてやる必要もないから、ただでさえ過密日程で疲弊しているクラブをさらに消耗させ、選手たちの貴重な選手生命をいたずらに縮めることもない。
そしてなによりも単純に勝ち点1位、得失点差1位、総得点1位のクラブが堂々たるチャンピオンとして誰からも異議を申し立てられることなく認定されるのである。
この基本中の基本、一番大切なことを決して見失ってはならない。