―― この2年間、小林慶行さんはコーチとして主に攻撃面の改善を担当していたという話を耳にしたことがあります。もしもそうなら、得点力が上がらなかったという結果に対して不安を覚える人も少なくないと思うのですが。
スズタケ「まず、コーチ陣の役割分担に明確な攻撃担当という仕事があったわけではありません。サッカーは本質的には守備と攻撃を切り分けて考えられるものではないと思っているので、たとえ“担当”があったとしても、その人ひとりに責任を押し付けるのは違うと思います。
それから、やはり“コーチはコーチ”でしかない。最終的に決断するのは監督であるという事実は、立場の違いとしてかなり大きいことは間違いありません。例えばの話ですが、システムは監督が決めますよね。「攻撃」に重点を起きたいなら前線に人数を割くシステムのほうがいいけれど、コーチにその権限はありません。だから基本的に、監督とコーチは別モノであると考えていいと思います。」