昨年11月に就任した橋悠太GMは、クラブの人件費を見直す形でチーム強化を行った。第一のポイントは、昨季、J2ではクラブ史上最低の9位に終わった最大の要因である得点力不足を解消する攻撃的なポジション。そして、中村太亮、大岩一貴、キム ヒョヌンなど昨季の主力が流出したディフェンスラインの補強だ。その結果、現役引退の鈴木隆行、ブラジルへの短期間の期限付き移籍の浦田樹を除けば31名の選手が去り、レンタルバックの仲村京雅を除けば新加入選手は29名と大幅に選手が入れ替わった。
関塚隆監督は「攻守にアグレッシブで主導権を握り、ダイレクトにゴールへ向かうというアクションを起こすサッカー」を目指しており、より高い位置でボールを奪って素早くシュートまで持ちこむ形が理想。得点力アップへの貢献が期待される新戦力は、J2で活躍した実績を持つ船山貴之や「5得点を期待している」(関塚監督)ブラジル人のエウトン、パラグアイ代表のボランチのアランダや大学卒業後は一FCケルンに在籍した長澤和輝。試合終盤の失点が多かった守備の強化ではGKに佐藤優也が加わり、DFには近藤直也、大久保裕樹、若狭大志、多々良敦斗、イ ジュヨンとさまざまなプレースタイルの選手が揃う。
チーム戦術の浸透はまだこれからだが、スカパー!ニューイアーカップは3戦全勝で悲願のクラブ初タイトル。チームには一体感があって雰囲気はとてもいい。引いてゴール前を固める相手から得点して勝ちきれるようになれば、悲願のJ1昇格の達成は可能だ。