>>5297
企業クラブ、いわゆる実業団とアマは切り分けて考えなければならない
棲み分け必要説には、そもそも企業クラブが世界的に観ても稀有な例だから、というのもある。
午前中は働き、午後はサッカー、この形だとプロクラブとあまり変わらない
むしろ福利厚生や引退後の安泰(最近は永年雇用では無くなったが)を考慮すると、安心してサッカーに打ち込むことが出来る
こういった企業アマはステート・アマを参考にしたと言われているが、日本独自のもの。
ステップアップ含む移籍をする流離人になるか、生活の安定を取るか、要はアマチュアでありながら事実上のプロ契約と本質的には変わらない
これは同じJFLというテーブルで闘う企業クラブ以外のアマやJ参入を目指すクラブ(栃木のように全選手プロ契約も含む)にとって、活動形態も生活様式も全く異なるもの
つまり企業クラブは、リーグ戦という長丁場の闘いの中で(Honda以外の成績は一旦置いておいたとしても)明らかな優位性を保つことが本来的には出来ることから、昇降格というレギュレーションに参入することは世界のそれとは一概に比較出来るものではない
これが前提
その上で、本来的優位性があり上位成績を上げられるにも関わらず昇格はしないという方針が昇降格制度自体に与える影響は、単なるアマチュアクラブ、あるいはJ参入を目指すクラブのそれとどう異なりどう在るべきかはそれぞれで切り離して考えるべきもの
60クラブが揃い不相応なクラブが淘汰される時代に入った今、
その在り方自体の議論が出てくることは、その実が現実的かどうかは別として、自然な流れじゃないかな