>>1127669
クラブとしての目標を何処に置くか?で話は変わると思います。
以前にも書きましたが今季の「残留」のみを目指すならホーム京都戦の後解任すべきだったと今でも思っています。
しかし、クラブは解任しなかった。これは裏返せば横内さんがダメだった場合のプランBをしっかり準備していなかった、コーチ陣に現状を変えられる手腕の人材がいないと暗に認めている、解任違約金を払い新監督を招聘するだけの金がなかったともとれます。
SDはフットボールを立て直すと言っていたが、フットボール以前に勝負事の「闘う」姿勢が、それこそホーム京都戦の松本投入から昨日の80分近くまで全く手を討たない横内さんの采配を見れば、これからも横内さんの采配には残留しようがしまいが期待出来ないのは明白でしょう。
ただ、小手先の補強、監督交代で残留し、仮に今季を乗り切れたとしても、今の既存選手のアスリート能力の低さからくる走力不足や、ポゼッションを上げる為の原則的な技術、判断、個人戦術が不足(昨日の松原)している現状を見れば、これからもエレベータークラブであるだろう事に疑いの余地はないです。
本気でJ1優勝やACLを目指すならやはり、安易な監督交代を繰り返し、時代の潮流から合わない選手をかき集めたりといった、今まで染みついて負債として溜まった不摂生のツケを時間を掛けて払わなければならない。
それはここ数年の結果を見れば明白。もはやこのクラブはJ1で安定して戦っていける体力はなく、人間に例えるとフルマラソンを走り切る為にまずは10キロ走れるようにしなければならないよねってレベルまでクラブ力みたいなものは低下してしまった。
そんな中で今は残留の為のサッカーだが、当初横内さんが掲げていた誰よりも走るや強度や全員攻撃全員守備といった方向性はクラブの経済規模や地域柄を考えれば磐田が強くなる為の方向性としては間違っていないと思います。
人には向き不向きがあり、横内さんは主体性を持って自分が先頭に立ち、白黒はっきりしないものを決めていくようなリーダー、監督の資質には欠け、どちらかというと誠実な人柄や一部の関係者からの話から私が思うに、やはりコーチ業、補佐役みたいな立場の方が力を発揮するタイプだと思います。
横内さんの標榜するサッカー感と近い監督を招聘し、横内さんをコーチにするのもひとつの方法だろうし、J1だろうがJ2だろうがJ3になろうがある程度の時間をきっちり掛けてクラブを立て直す必要性は言うまでもないです。
「継続は力なり」です。