13335☆ken.i 2016/03/31 18:12 (Chrome)
実際に下の年代でアジアが弱いというよりも、FIFAがそういう世界観をもっているだけなのかもしれませんね。
U17は今年の大会が第5回ですが、過去4回の優勝は、
2008:北朝鮮
2010:韓国
2012:フランス
2014:日本
なんと4回中3回をアジアが勝ったのに、出場枠はどこよりも少ない2つ。
一連の騒動を持ち出すまでもなく、FIFAの組織自体に問題があって、合理的な意思決定ができないのでしょうか。
面白いので、各大会ごとに、優勝国を出した地区と、現在の出場枠の割合を比較して見ました。例えばW杯は過去7回行なわれ、アメリカが3度、ドイツが2度、ノルウェーと日本が1度ずつ優勝しているので、地区別にみると、
アジア14%、ヨーロッパ43%、北中米43%
となります。一方、出場枠は
アジア21%、ヨーロッパ35%、北中米13%、南米13%、アフリカ13%、オセアニア4%
なので、北中米とヨーロッパの割り当てを増やしてもよいといえるかもしれません。
五輪はどうでしょうか。
優勝:ヨーロッパ20%、北中米80%
出場枠:アジア18%、ヨーロッパ27%、北中米18%、南米9%、アフリカ18%、オセアニア9%
U20は
優勝:アジア14%、ヨーロッパ43%、北中米43%
出場枠:アジア20%、ヨーロッパ27%、北中米20%、南米13%、アフリカ13%、オセアニア7%
U17は
優勝:アジア75%、ヨーロッパ25%
出場枠:アジア13%、ヨーロッパ20%、北中米20%、南米20%、アフリカ20%、オセアニア7%
こうしてみると、FIFAは国際大会を全世界的な関心事にするため、いわば政治的な判断をしているので、U20以上ではヨーロッパとアメリカに、U17ではアジアに「我慢」をしてもらっている、ということでしょうか。