16716☆くるくるパー 2019/04/05 13:34 (Chrome)

フランス戦。W杯の開催国、しかもホームでの試合であり、フランスチームは力が入っていた。徹底的なサイド攻撃で、高さとスピードでなでしこの弱点を突いた。フランスの快勝と言うべきゲームだった。
なでしこは、アメリカ遠征もそうだったが、どうもサイドが弱い。FIFAランク上位国との対戦ではサイドが穴と化してしまう。鮫島清水の両サイドバックはいずれもこの攻撃を抑えきれず、決定機を作られている。このサイドの並びは、右は中島清水、左が長谷川鮫島で、今のなでしことすれば最上位の組み合わせではあるものの、いかんせん勢いのあるフランスには対応が後手に回ってしまう。おそらくこのフランスを親善試合で破っている次戦の相手ドイツにも同じような状況は生まれるだろう。高倉監督はW杯上位を目指すなら、このサイドの修正を考える必要がある。後半、左の長谷川をトップ下に置いたが十分機能したとは言いがたい。
攻撃面では、同点にした場面での流れるようなプレーはなでしこの面目躍如たるものがあったが、よかったのはここだけと言ってよく、あとは肝心なところでパスがカットされ、カウンターを食らっていた。結局、中盤でのパスミスが致命的で、パスの精度に問題ありだ。フランスはこの点、パスはしっかり通していた。中盤から前線、あるいはその一歩手前でのパスミスは、何とか修正してほしい。見ていると、フランスのしっかりしたパスワークに比べ、どうもアバウトなパス出しが目立った。
現時点では、W杯GLは突破しても、そこから先の明るい展望は見られない。相手次第ということになるが、現勢力ではベスト8がいいところか。ベスト4にまで駒を進めれば合格というところかも知れない。
今回のフランスは中央からの攻撃を見せずサイドに重点を置いていたが、さてドイツはどう出るのか。