2870815☆ああ 2025/09/10 19:29 (iOS18.5)
おまえたち、ズラタンと興梠の秘話を読め。
2018年のシーズン終盤。興梠はクラブの強化スタッフと、来季の契約についての話し合いを始めていた。
興梠「ズラはどうなるの?」
言いよどむスタッフの様子で悟った。契約更新はされないのかー。
興梠「ズラは腰痛から復帰したばかり。この状態で契約が切れてしまったら、手を挙げてくれるクラブはないかもしれない。せめてあと半年でも、契約してあげることはできないんですか?」
クラブ側も、興梠が言いたいことはよくわかった。ズラタンを思う気持ちは同じだ。
ただやはり、強化部はすべての選手をフェアに扱わないといけない。静かに首を振るしかなかった。
興梠はなおも食い下がった。
興梠「そこを何とか、お願いします!オレの分の給料をズラに回してくれればいいから!」
それからしばらくして、ズラタン本人は強化部との話し合いに臨んだ。
おそらく、契約が更新されることはないだろう。覚悟はしていた。
予想は当たった。しかし、強化部から聞かされたのは、契約満了の方針だけではなかった。
興梠から強化部への「申し出」について、ズラタンはその場で知ることになった。
ズラタンは涙が止まらなかった。興梠への感謝を胸に、契約満了しクラブを去ることとなった。