▼現状
1985年開場の「日立台」は、継ぎ足し継ぎ足しで増席してきたため、スタジアム全体の構造がいびつで、敷地も狭い という特性があります。各スタンドが構造的に分離していて、6つのスタンドが独立している形 になっています。収容人数は15,000人強 です。
▼高さを増やすための建築上の条件
この場所(柏市日立台)で高さを増やすには、以下の確認・対応が必要です。
@ 用途地域の確認(最重要)
周辺は住宅地に近いため、用途地域によっては絶対高さ制限(10〜12m)が課されている可能性があります。柏市の都市計画図で確認が必要です。
A 日影規制
住宅系地域に隣接する場合、スタンドを高くすると周辺住宅への日影時間が規制を超えるリスクがあります。これが最大のネックになりやすいです。
B 既存スタンドの構造
各スタンドが構造的に分離・独立している ため、上に積み増す場合は各スタンドの基礎・柱が追加荷重に耐えられるか構造計算が必要です。既存基礎が貧弱な場合、杭の打ち直しが必要になることも。
C 斜線制限
道路や隣地からの距離が短いほど、斜線制限で高さが制限されます。
▼現実的な課題
継ぎ足し継ぎ足しで増席してきた経緯から、各スタンドの設計時期がバラバラで、統一的な高さ増築が構造的に難しい可能性があります。特にゴール裏の立見席(柏熱地帯)はすでに2階建て構造なので、上層への追加は比較的現実的かもしれません。
▼まとめ
高さを増やすなら日影規制と用途地域の確認が最初の関門です。柏市の建築指導課への事前相談(事前協議)が現実的な第一歩になります。具体的な設計を進める前に、建築士を通じた法規チェックが必須です。3万人規模を目指すなら、高さ増築か新スタジアム建設が現実的な選択肢になります。