246546☆ああ 2025/05/02 09:29 (iOS18.4.1)
男性
私小説
奈良「1年でJ2復帰できなかったし、自前の練習場がなければクラブの成長は望めない。前橋市さん、なんとかなりませんか?」
山本龍「赤城の麓になかなか買い手のつかない市有地があるけど、もちろんただじゃないし整備費も出せない。それとうちは指定管理者だろうと頂くものは頂きますよ」
奈良「さて、どうしたものか。とてもそんなお金はないし…カインズさん何とかなりませんか?」
カインズ「何とかしたいけど、おたくさん、サポと揉めてイメージが悪いでしょ。経営状況も良くないし、こちらとしては撤退すら考えていたわけで…」
山本龍「あのー、企業版ふるさと納税制度ってのがありますよ。カインズさんから前橋市に寄付していただければ、最大寄付金の9割が本庄市の税金から免除されますし、前橋市への寄付となれば企業イメージにとってプラスに働くことにもなると思います。前橋市としましても、市の財産が増えますし、三者にメリットがあるよい方法かと思います」
カインズ「それだったら土地だけじゃなくて上物も建てちゃいましょう。何だったらアカデミー用のコートとカフェまで付けちゃいますよ。それと前橋市さんには別に用途を限定しない寄付金も…」
奈良「是非お願いしたいところですが、うちにはクラブハウスを運営する能力も財力もありませんが…」
カインズ「人材はうちが用意しますので、先ずはリブランディングと経営の改善をしましょう。資金の援助もさせて頂きますが、こちらが用意する赤堀の取締役就任と、ベイシアグループが筆頭株主になる事が条件です」
奈良「では、お願いします。私は取締役会を説得したうえで身を引きましょう」
🎊祝クラブハウス建設決定‼️🎊
山本龍「ザスパの皆んな〜よろしくね!」
…その後、スタジアムで山本の姿を見た者はいなかった。