むかしむかしベガルタ仙台に新入団から7年間公式戦に出たことのないGKがいました。
毎回ベンチ入りも珍しいくらいで実力は誰も見たことはない。
正GKの負傷によりやっと巡ってきたデビュー戦。
ただ不運な事に相手は当時J2で独走し、年間得点99点の圧倒的攻撃力をもって優勝したサンフレッチェ広島。
サポーター誰しも「2点なら上出来。」との声もちらほら。アウェイだし引き分けに持ち込めればと思っていたサポーターもいたはず。
不安の中試合が始まると終始相手チームのペースで試合が進む。
「いつ取られてもおかしくない。」
1対1や難しいバウンドのシュート、ハイボールの処理。ぎこちない場面もあるにはあるがデビュー戦のGKは得点を許さなかった。
後半もGK中心に守り抜く。そして0対0で迎えた後半ロスタイム。
由記彦からのセンタリングに中原が飛び込み決勝ゴールが生まれ1-0で勝利する。
みんな勝った瞬間GKに駆け寄ったのは忘れられない。
結局次節から正GKが復帰してそのGKのベガルタでのリーグ戦出場はその1試合だけだった。
ただ当時のベガルタサポーターの記憶にはまだ彼の記憶は残っているはずです。
ベガルタで実際あった話です。石川もやってくれると信じています。