383508☆そら 2022/04/29 00:20 (SC-02K)
対東京Vでのプレス
>>383457
戦術で言うなら東京V戦で大きく違ってたのが、相手CBへのプレッシャーの掛け方が普段のウチとは違っていたと思います。
普段は1トップ2シャドーの1トップとダブルボランチのどちらか1人が相手CBへプレッシャーを掛けに行くカタチが多いですが、CBへは誰も行かずに好きなだけ持たせても、山本の代わりにアンカーに入っていた梶川にだけはコースを切るカタチで三平も守っていたはずです。
三平を嫌って受ける為に逃げる時はシャドーのどちらかが行ってました。
ダゾーンのフルの見直しがまだ視れるのか?わかりませんが前半からフル視聴してもらえたら納得出来ると思います。
なので、相手CBにはボール持たせてやってる守備だったと90分通しての印象で、その代わりにミドルゾーンに入って来たらプレッシャーを掛け獲りにいくけど、相手アンカーを消しても東京Vのパス廻し上手くてこちらも獲りきれない!でも、相手の縦パスのコースも消してるから出しどころなくて向こうもフリーのCBまで戻すって攻防だった様に考えます。
この部分が相手が上手くてかわされてキツいって言ってたところだし、ハーフタイムに荒木が岩魚と関口にアドバイスしていたのも、相手アンカー消してサイドに追い込んでも、ウチのWBのところに相手3トップのWG、インサイドハーフ、SBと三人が顔を出してボール廻しをする事への対応の仕方だったのでは?と自分は想像しています。
データからも前半からボール保持率は36:64で、90分でも似たような数字だったかと思うので、これをボールを持たれたと見るか?ボールを持たせてやったと見るか?は自分は後者だと思います。
パス数でも甲府は相手の半分ですが、パスのプレイヤー数を見てみると、相手の両CBとアンカーを足すとチームパス数の半分を占めてるので、効果的なパス数はほぼ互角だったのではと考えます。
プレーエリアでも相手陣内が30%、ミドルゾーン44%、甲府陣内が26%ですから、ボール保持率64%でもほとんど自陣で持たせてやったのだと考えられます。
東京V側は前半はアンカーの梶川が機能せず、温存するつもりだった山本を投入。しかし、この山本も斜めのパスや自身が三平から離れて展開を試みてましたが、甲府のプレッシャーからミスパス→鳥海のスルーパス→三平のPKへの流れになったと思っています。
パライバ入れてから、山本の展開から新井とバイロンの相手WGにピンチを何本か作られましたが、荒木、飯島、中山とシャドーの運動量を上げ続けていた采配も、引いて受けに回るよりも前からのプレッシャーで相手に展開させない狙いで、それが上手く嵌まったのではないかと見立てています。
個人的には以前の吉田監督ならばもっとボール保持にこだわっていた印象ですが、それよりも結果にこだわってくれてる様に感じる部分に自分は吉田監督の成長?変化?を感じています。
また、外されても外されても最後の縦パスだけはやらせないと追い続けてくれた選手達にも、ボールを持った時の上手さだけでなく、ボールがない時の頑張りやタフさが出てきてる様にも感じています。
これからも成長を続けてオフザボールも闘い続けるチームであって欲しいです。
長文失礼しました!