168723☆カッシーナ 2017/06/16 23:20 (iPhone ios9.3.1)
2013年の冬だった。オファーをくれたクラブと移籍交渉を進めていくなか、柏は代理人とともにホテルにいた。その日は、広島との交渉の席が設けられていた。待っていると、その席に現れたのは強化担当者だけでなく、監督である森保もりやす一はじめの姿もあった。

「森保さんだけだったんですよね。唯一、監督が来てくれたのは。直接、チームを率いる監督の話を聞けたというのは僕にとって大きかったですね」

J1連覇を達成した指揮官が、自らの言葉で伝えてくれる。

「森保さんは、ストレートに僕を必要としていると言ってくれた。こういうことを僕に望んでいるとも詳しく説明してくれた」

ただ、森保監督は甘い言葉をかけ続けたわけではなかった。

「印象に残っているのは、僕を必要としているし、広島に来てほしいけれど、ポジションは保証されていないと言われたこと。ポジションは自分で奪うものだとも」

監督が自ら足を運び、熱意を伝えてくれたことが素直にうれしかった。その上で、厳しさについて語ってくれたことにも心を動かされた。
返信📷超最新画像📈勢い

返信コメントをする

💬 返信コメント:0件

※返信コメントがありません


🔙TOPに戻る