61581☆岐阜日日 2016/12/25 17:59 (none)
ラモス監督解任で吉田新監督がバトンを受け継ぐ
改革3年目を迎えたFC岐阜は、今季も多くの選手が入れ替わった。ラモス瑠偉監督の下、攻撃的なサッカーを目指したが、理想と現実のギャップは埋めがたく、今シーズンも低空飛行が続いた。
J3降格の危機に瀕しながらも20位で辛うじて残留。シーズン途中にラモス監督が解任され、吉田恵監督がバトンを受け継いだが、チーム状態が劇的に好転することはなかった。
来シーズンに向けて急務なのは守備の整備だ。リーグワーストの71失点は守備陣だけの責任ではないが、CBを補強し最低でもチーム内の競争が激しくなるような状況は作らなければならない。
そんなチームにあって、ストライカーのレオミネイロが孤軍奮闘。38試合に出場し13ゴールを挙げる活躍を見せている。来シーズンも活躍が期待されるだけに、流出は阻止したいところだ。
2017年から、大木武氏が新監督に就任する。ヴァンフォーレ甲府や清水エスパルスで監督を務め、日本代表コーチの経験もある同氏の下で、岐阜は再起を図ることになる。
診断
補強診断 E
ベテランで経験豊富な高木義成を補強し、守護神に据えたものの、守備を安定させることはできなかった。その他の新加入選手もレギュラー争いには加わったが、チームを牽引するような選手は見当たらなかった。まずはチームの戦い方を明確にし、スタイルに合った選手を探すべきだろう。
総合力診断 E
限られた戦力でやりくりし、残留を達成できたことは評価できるかもしれない。その点では、総合力は備わっていたと思われる。だが、このままだと来シーズンもJ3降格阻止が最優先課題となる。クラブの現在地を見極め、しぶとく戦える集団に変貌することが重要だ。