38839☆YELLOWtrack 2017/12/04 17:59 (iPhone ios11.1.2)
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抜粋しました。
サッカーJ3・ギラヴァンツ北九州の戦績低迷を受けて、本拠地として今年開業したミクニワールドスタジアム北九州(北九州市)の新たな活用策が問われている。ギラヴァンツのJ1昇格を想定して約100億円かけて造られたにもかかわらず、開業初年はJ3の9位。年間約1億5000万円の維持費もかかるため、識者はギラヴァンツ以外の活用策を求めている。

 J2昇格の可能性が消滅し空席が目立った11月26日のホーム最終戦。スタジアムは最大1万5300人収容だが、観客は5723人でスタンドは空席が目立った。市が年間21万人を見込んでいたスタジアム来場者は10月末で約13万4000人にとどまり、経済波及効果も当初予想を大きく下回る見通しだ。

 市は2009年、Jリーグに新スタジアム建設を約束してギラヴァンツのJ参入を果たした。当時の本拠地は約1万人しか収容できず、J1ライセンスを得るために13年にJ1規格(収容1万5000人)のスタジアム建設を決めた。当時、北橋健治市長も「新しいにぎわいの拠点をつくる」とチームの活躍に期待を寄せていた。

 新スタジアムはJR小倉駅に近く、利便性の高さが売り。地元の不動産会社「ミクニ」が年間3000万円で命名権を取得し、管理・運営は九電工グループが担当している。

 今年2月、日本のトップ選手が集ったラグビーの試合で初めて観客を動員。その後は、ギラヴァンツのホームゲーム16試合の他、県の高校ラグビーや高校サッカーの決勝など年間約100日の使用を見込んでいる。

 しかし、頼みのギラヴァンツの低迷で使用料収入などは約5000万円にとどまる見通し。グラウンドなどの維持管理には年間約1億5000万円がかかっているため、1年目は約1億円の赤字になる見込みだ。

 市が取り組もうとしているのが「ミクスタブランド」づくりだ。ランニングイベントやヨガ教室、子供向けスポーツ塾などを開催し「市民に愛されるスタジアム」を目指すとしている。しかし、ピッチが天然芝のため制約が多く、人気ミュージシャンのコンサートも誘致できるが、ピッチには多数の観客が入れないなど課題もある。

 Jリーグに詳しい北九州市立大の南博教授(地域経済論)は「地元にJクラブを擁する自治体はスタジアムの活用が『J頼み』になりがちだ。ミクスタはギラヴァンツ頼みから脱し、もっと市民に開かれた活用策を進めていく必要がある」と話している。【木村敦彦、取違剛】
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