33923☆RNF 2017/05/07 22:37 (iPhone ios10.3.1)
前半は良かった、後半は...
ならば、その原因を追求しよう。
奪われたパスは、くさび、前線へのロビング、そのこぼれ玉。
主に この3つ。
レノファには屈強なFWは1人もいない。
だとすれば、確実にビルドアップしようとするなら、名古屋戦の得点に繋がったような くさびも良いが、それがダメなら平行、落としを入れなくては。
これが繋がれば、オーバーラップを待つ溜め、逆サイドへの大きな展開、そしてミドルシュートに繋がり、フィジカルで劣ったFWにもチャンスが巡ってくる。
そこの共通理解が足りなかった。
1失点目は、クロスが星に当たってコースが変わり、カバーに入った香川も触れられずに、逆サイドのポストからの跳ね返りを決められた。
さすがの元気も反応が良過ぎて、クロスをダイレクトにキャッチできると踏んで、前に出たが、ポジショニングが悪くなってしまった。
2失点目は相手のからのくさびが、おそらくミスキックによって、中途半端なコースに入った。
DFは全員、ボールウォッチャーとなり、結果的に逆サイドにいた選手に渡り、元気までもが難なくかわされ、追加点を許した。
くさびを簡単に入れさせたことも問題だが、それまでにポジショニングを絞り、自分から積極的にクリアに行けなかった廣木にも難があった。
そして、課題は後半の入り方。
1点リードしているのに、追加点を奪いに行く従来のレノファスタイルに固執し過ぎた。
さらに、チャンスは少ないながらも、前線を効果的に掻き回していた岸を外してしまった。
これに関しては、前節までメンバー外だった岸の出場に関して何らかの条件を設けていたか、加藤に出場時間を増やしたかったからという理由が考えられる。
ただ、思い出してほしい。
今日、コヅ、小野瀬、まーしーが どれだけシンプルにプレーしようとしたか。
愛媛戦では、前節まで見られたような軽いプレーは、 1つもなかった。
それは、3タッチ以内でのシンプルなプレーを求められたからではないか。
何も ここで監督解任論を唱えるつもりは全くない。
むしろ、上野監督だったからこそ、今のレノファがある。
ただ、自分のストロングポイントを抑え、要求に応えようとしていることが痛いほど伝わってくる。
だからこそ、誰がFWであれ、1点リードしてからの試合運びが残念だった。
相手をいなし、時にはマイボールをGKまで戻してビルドアップし直すような、狡猾なプレーが出来たはず。
くさびを入れるのは確実に通せる場合には限るとか、ロビングは相手の背後に飛ばすとか、そういった条件が盛り込まれない限り、同じような展開が続く予感がしてならない。
これから気温が上がり、ますます走力や決定力の差が顕著になるからだ。
さらに間が悪いことに、次節は元気が出場できない。
不安要素は尽きない。
吉満、村上のどちらが出たとしても、少しでもリラックスして臨める様に、まずはサポーターが盛り上げよう。
1人でも多く、声を枯らして応援しよう。
選手に自信を取り戻してもらい、勝利を共に喜び、ヤマグチ1番を熱唱するために。
まだ今シーズンの約1/4が終わったばかり。
やられっ放しでは終わらない。
終われるはずがない。
感情的になる前に、可能性がある限り、出来ることをやる。
もっと出来るはずなんだ。
選手も、サポーターも。