82072☆☆☆☆ 2017/04/06 14:24 (DROID2)
男性
長文すみません。
今年のサッカーは当初、サイド攻撃を中心に相手側のコーナーを攻略し、クロスを増加させたい。中盤でつなぐサッカーではなく、一気に縦を目指す「縦に速い」サッカーにしたいと言われていました。

実際選手編成を見ても、中盤タイプの選手は減りました。石丸監督時代のように攻守にわたって中盤で主導権を握るサッカーではありません。

しかし、布部監督がやりたいサッカーとは別に、実際には現実主義的サッカーが行われてきたように思います。やりたいサッカーを実現するために「やるべきこと」と、J2戦線で生き残っていくために「やらなければいけないこと」は違うということなんでしょう。

そのためどんなサッカーがしたいのかが見えにくくなってきました。

まずキャンプ前は4バックだったのに4枚で守れないので5バック気味にした。そうすると、ゴール前をズタズタにされることは減るかもしれませんが、中盤押し込まれるので、守備時は5−4−1のようにリトリートして守ることになりました。実際徳島戦前半とか完全に押し込まれてフルボッコ状態でした。去年のような組織的な中盤がないので個々バラバラに守っています。

それが岡山戦ぐらいから前から行くサッカーも組み合わせてきました。実際には開幕からプレスに行く選手もいるにはいたのですが、単発で行ってかわされるだけだったので、すぐに撤退して引きこもって縦ポンになっていました。それが岡山戦以降、まずはプレスに行って、そこを交わされたらリトリートするという形が整備されてきました。

現在、守備時に押し込まれると5−4−1にシフトするのはそのままですが、基本的には5−2−3になってると思います(ただしビルドアップ時は4バック)。中盤を支配することを放棄したサッカー(攻守が分断された前後分断サッカー)なので中盤は(相手次第ですが)制圧されることが多いです。また去年のように中盤をゾーンで守る組織的な守備が整備されていないので、相手攻撃の圧力がDFラインにダイレクトにかかってしまいます。

問題はそれをDF5枚で跳ね返せるかということと、奪ったボールをDFからアバウトなロングフィードをするのではなく(今は余裕がないので蹴らされている)、相手のプレスを軽くいなして、ロングレンジの縦パスをズバッと前線に通せるかということ(フロント的には闘莉王に期待していたのかもですが)。

また、前線はそのロングパスを正確に収めて一気にゴールチャンスまで持って行けるかということ(オリス、大黒に期待してたのでしょう)。一発でゴールまでいけない時はサイドからの崩しになります。

しかし監督は、やりたいサッカーをするためには、選手の技術的な部分(ボールコントロールなど含む)や、コンビネーションなどが足りてないと考えているようです。

おそらくこのサッカーは単に布部監督個人が目指すサッカーなのではなくて、そもそも、野口さんがそういうサイド攻撃重視のサッカーをできる監督をリストアップし、採用したサッカーなのだと思います(実際、二人のサッカー観はあうのでしょう)。

だからこのサッカーを変えるのであれば、単純に5バックを4バックに替えるだけではできません。それではキャンプ前の4−2−4みたいな形に戻るだけでしょう。

中盤をきちんと構築するサッカーに戻すのであれば、そういうサッカーのできる監督に交替して、選手も中盤の選手を補強すべきです。

逆に、もし今やるサッカーを突き詰めていくなら、それを実現可能な選手を補強する必要があるように思います。
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