142131☆シンバ 2017/10/09 23:47 (iPhone ios10.1.1)
男性 不明歳
一夜明けて
昨日、会場に足を運ぶかいつも通りテレビで観戦するか悩み、KO2時間前にいてもたってもいられず等々力へ。

ここ何年かの慣習通り、ビジター指定へ座り試合開始を待っていたとき、私は懐かしい感覚に襲われた。
自由席に、私がそこで立って声を枯らしていた頃の、あの頃のベガルタサポーターが帰ってきていたのだ。

円陣を組んで、ピッチに選手が広がるといきなり「レッツゴー仙台」が始まる。チャンスでもないのに。

本気で勝ちたい、その為に叫ぶ。
それは紛れもなく私の知っている、大好きなこのチームのサポーターの姿だった。

中野が点を決めた時、私は我慢が出来なかった。指定席なのに、立ち上がり「仙台カモン」を歌ってしまった。
指定席であることを思い出し我に帰り慌てて座ると、さっきまで拍手していただけだった周りの指定席のサポーター達も歌っている。
この日のベガルタサポーターには、そんな力があった。

試合には敗れた。
私は久しぶりに、負けて涙をこぼしそうになった。

誇り高かった。
川崎を崖っぷちまで追い込んだこのチームの選手達と、アウェイをホームに変えたこのチームのサポーター達が。

そして何より、悔しかった。このチームで決勝の舞台に進めなかったことが。

きっと今このチームは何か新しいものに生まれ変わろうとしている。
昨日の試合を見て、私はここ最近感じていた淡い期待感を確かにした。

帰り道、悔しさと誇り高さを抱えながら、私は一つ心に決めた。
この先なにが起きたとしても、このチームを好きでいよう。このチームが勝てば喜び、負ければ涙を流そう。
それだけの価値が、ここにはある。

J1という舞台を夢見て毎週のようにスタジアムに足を運び、サポーター自由席で肩を組んで歌っていたあの頃のように、また私もあの熱狂の自由席に戻ろうと、もう一つの決意を決めながら、眠りについた。



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