39981☆direc 2017/09/17 21:19 (iPhone ios10.3.3)
今は現場ではありませんが少し前までスポーツ放送製作会社にいました。
いわゆるスカパーなどCS、ケーブル番組の外注先ってやつです。

現場と放送では音響が全く異なります。
スタジアムには多くの集音マイクが設置されており、それらをミキサーでバランス調整しながら音を映像に乗せて出力していきます。

基本的にはスタジアムの臨場感をそのまま伝えていきたいのですが、それだと人数で劣る(ことの多い)アウェイ側のスタンドの音声があまり聞こえなくなってしまいます。

肝心なことは、中継を見てるいるのはホームクラブのサポーターよりも、むしろアウェイ側のクラブのサポーターが多いことです。(もちろん、全てが当てはまる訳ではありませんが、熱心なホームサポーターはスタジアムに多く集まっているという1つの前提要素です)

そのため、ミキシングの現場ではアウェイ側の音声を多めにミックスすることが多いです。 そのためにアウェイ側のスタンドだけに指向性マイク(ある一定の方向からの音を集音するのに特化したマイク)を設置することが多いです。
ホームサポーターの音声はスタジアム設置の無指向性マイク、アウェイサポーターの音声は専用の指向性マイクという状況が多々ある訳です。

そのため、アウェイサポーターの声がよりクリアに大きく聞こえるという状況が多く起こるのです。
制作側の演出とも言えます。

これを踏まえて中継を見てもらうと納得してもらえるのではないかと思います。
長々と失礼しました!

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