21055☆パーパン◆MyttTigers 2014/06/24 17:10 (SH03E)
男性 10万39歳
一方、小規模にウィスキーを作っていた人々は釜容量税導入前から小さい蒸留釜が認められなくなり、密造に走らざるを得なくなった。彼らは収税吏の目が届かないハイランドの山里に逃げ、ハイランドには無数の密造者(スマグラーという)が乱立していた。今日でもハイランド、ことにスペイサイドには多くの蒸留所があるが、そうした場所はたいてい密造酒のメッカだったところである。また、彼らは大麦麦芽を乾燥させる燃料として野山に無尽蔵にあったピートを利用した。これが幸いしてモルト・ウィスキーのさわやかな香味の元になり、モルト・ウィスキーも確立されていった。1824年、グレンリベット蒸留所のジョージ・スミスが政府公認を取ったことを皮切りに続々と政府公認を取る蒸留所が増え、密造酒の時代は終わりを告げた。その後、モルト・ウィスキーの蒸留所はすさまじい整理統合の歴史を経て、現在は100ほどが稼働している。

1860年代初頭、アンドリュー・アッシャーによって、モルト・ウィスキーとグレーン・ウィスキーのブレンドがはじめられた。これがブレンデッド・ウィスキーである。モルト・ウィスキーは個性にあふれ、得てして飲み難いと言われ、グレーン・ウィスキーはおとなしくおもしろ味に欠けると言われる。この両者の短所を打ち消し、長所を引き出したのがブレンデッド・ウィスキーである。ブレンデッド・ウィスキーの登場により、スコッチ・ウィスキーは世界へ大きく飛躍した。現在でもスコッチ・ウィスキー販売量の9割ほどはブレンデッド・ウィスキーであり、日本でも有名なバランタイン、ベル、シーバス・リーガル、カティサーク、J&B、ジョニー・ウォーカー、オールド・パー、ホワイトホースなどは皆ブレンデッド・ウィスキーである。

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