鳥栖 ユン監督 電撃解任のワケ <記者の目>
火だねは半年以上前からくすぶっていた。複数の関係者の話を総合すると、ユン監督と竹原社長の感情の
ぶつかりあいが今回のお家騒動の主な原因だ。実業家の竹原社長はまず経費削減を訴えた。アウェイ戦での
後泊を嫌い、最終の飛行機で北九州空港に着きさらに戻るのは0時過ぎはざら。コンディショニングの面で
監督、選手は不満を訴えた。ユン監督が強力な求心力で結果を出すことで年々クラブへの要求はエスカレートし
年俸などで竹原社長の捻出できる上限を超えたと言われている。経営と現場、強すぎる2つの個性は妥協点を
見いだせなくなった。「監督を代えたい」と竹原社長は周囲に漏らしていたという。8日も竹原社長は会見を
欠席し、説明責任を果たしているとは言えない。自分たちの感情を優先させ、サポーター、選手に水を差した
という意味で今回の決断は前代未聞の悪政だ。
ユン監督姿見せず
永井部長によるとユン監督は現在日本にとどまっており、選手へのあいさつも済んでいないことから
サポーターを含めた別れの場を作ることを「考えたい」という。また、吉田新監督は暫定的に指揮を
執ることが濃厚。正式な後任監督について、「複数の監督候補をリストアップしている」と明かしていた。