ちょっと待ってください。
若手育成に定評のある小菊昭雄監督の下で選手を伸び伸びと成長させ、ヨーロッパの強豪リーグへ送り出す。
そして高額な移籍金をクラブの強化費や育成環境の充実に再投資する――。
もしそのサイクルを継続的に回せるのであれば、それこそが地方クラブにとって最も現実的で持続可能な経営モデルなのかもしれません。
優秀な若手が集まり、活躍し、海外へ羽ばたく。クラブは移籍金を得て、さらに育成へ投資する。
その好循環が確立されれば、資金力で大都市クラブに対抗するのではなく、「育成力」で勝負する独自の強みを築くことができます。
もちろん毎年有望株が育つ保証はありません。
しかし、人口減少時代に地方クラブが長期的に生き残る戦略としては、育成と移籍金ビジネスを軸にしたサステナブルなモデルは非常に理にかなっているように思えます。
むしろ、そこにクラブのアイデンティティを見出すのも一つの道でしょう。