103216☆エディ男 2016/05/15 01:21 (KYV34)
長文です。スタジアム問題が苦手な方はスルーしてください。
知事市長の会見の態度にイラ立つ方も多いでしょうが、私は少し違う見方をしています。市長の仏頂面と知事の半笑いはむしろ、県市が久保会長の提案への対応に手詰まりになってることの証だと思います。本来、協力し合うべきサンフレッチェとの関係が異常な状態になっているのですから、政治家である知事市長は、本心はともかくとして深刻な顔をしているべきなのにそれが出来ていないのは、冷静さを失っていることの表れです。市長がふて腐れた顔をしているのは、跡地に作りたくないという本心を隠して「みなと公園優位」で押し切ろうとしたストーリーが土壇場で会長によって崩されてしまったうえに、会長案の優位性を否定する見通しが立たないことへのイラ立ちが隠せないためであり、知事の半笑いは、内心の焦りを見透かされたくないという防御反応としての無意識のヘラヘラ笑いでしょう。
13日の会長案で示された図面に対して、知事の「寸法が入っていない」という筋違いの難癖や(あの縮尺の図面に詳細な寸法を入れるわけないし、数値を誤魔化してもすぐにバレるんだからやるわけない)、市長の「具体性に欠ける」などというそれこそ具体性に欠ける反論しかできないことも、その証でしょう。知事市長の言動によって、どちらがダダをこねているのかがわかりやすくなってきたことの結果が今日の「フロントライン」の報道スタンスに表れたと見ていいでしょう。ようやく潮目が変わってきました。他のマスコミも(特定の利害に縛られている媒体を除いて)その潮流に乗り始めるはずです。
跡地へのスタジアム建設の重要な課題として、「平和の象徴的な場所」であることや「都市公園」であることの制約が有るという見解がいまだに報道されることが有りますが、それが理由であるならば候補地に残したこと自体が矛盾しています。ですから、県と市は今更そのような根本的な問題を久保会長案を否定する根拠として持ち出すことはできませんし、市長が過去に「2か所を比較して決める」と言い切ってしまったので、県市としては、久保会長案を上回る新たなスキームをみなと公園で再構築(後出しジャンケン)するか、久保会長案が実現不可能なものであることを証明するほかありませんが、その見込みは県市ともに立っていません。「比較して決める」と言ってしまった己の失策にホゾを噛んでいるというのが本当のところで、落としどころが見つからないそのイライラが、あの仏頂面と半笑いという形で表れていると見ています。
繰り返しますが、潮目は変わってきています。マスコミ報道が変われば、無関心な市民も少しずつ気づいてきます。知事市長が政治家ならば、この潮目の変化にも敏感なはずですが、「サンフレは選挙で負けたくせに、またも歯向いやがって」という市長の私怨が、潮流を乗り換えるのを妨げています。
知事市長は当面、難癖で時間を稼ぎつつ、マスコミの論調を見極めようとするでしょうが、あまり膠着状態が長く続くと、マスコミも冷めてしまします。サポーターとしては、機を逃さず、しかし知事市長より駄々っ子に見られないよう抑制的に声を上げ続けていく必要があるのではないでしょうか。長文、大変失礼しました。もう黙ります。