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本来であれば、Jリーグではなく欧州で活躍できる選手」と広島の栗原圭介強化部長は言う。2025年に移籍したユトレヒトとの契約が今年の夏で満了した彼に対しては、広島以外からもオファーが舞い込んでいた。しかし、彼は欧州ではなく、日本を選択。その理由を彼は、こう説明している。
「病気の影響からようやく抜け出せたのか、ユトレヒトでの最後の8週間、自分の状態がどんどん良くなってきたと感じていました。その手応えをピッチで示したかったですし、本格的なサッカーのプロジェクトに関わりたいという意欲も湧いていたんです。そのタイミングで、広島からのオファーが舞い込んだ。僕は昔から日本が大好き。日本で新しい冒険をする可能性も、十分に考えられるものでした。
広島との話し合いでは、交渉の最初から最後まで、いわゆる日本らしさを強く感じましたね。日本人の持つ“他者への敬意”が現れていたというか……。本当にフェアでしたし、交渉はとてもスムーズでした。誰も駆け引きをしようとしませんでしたし、何かを偽ろうとする人もいない。何と言えばいいのかわかりませんが、クラブの雰囲気や人々から感じるすべてのものに、良いフィーリングを感じました。クラブが持つ価値観が、僕たち家族のビジョンや価値観と合っていると思ったんです。
広島との交渉で感じた誠実さや敬意は、僕の人生においてとても必要なものだったのかもしれません。大きな冒険の一歩を踏み出すには、完璧なタイミングだったと思います。