184619☆フロントの犬ですw 2017/08/14 18:25 (iPhone ios10.3.3)
男性
批判するやつカンファレンスを読め
J2に多くの若手選手が期限付き移籍したのはどうしてなのか、という質問を数多くいただきました。正直、我々も皆さんと同じ気持ちです。クラブに残って競争に勝ち、レギュラーを取ってもらうのがベストです。競争に勝ってポジションを取って世代交代してもらいたい。そういう育成がベストだと思っています。数年前であれば、例えば磐田や名古屋が川辺選手を貸してください、宮原選手を貸してくださいと連絡があったとしても、我々がダメだ、と言えば終わっていました。ただ、今はJ1の選手の8割くらいに代理人がついています。代理人に情報が入るのが先になるため、選手の耳にも移籍のオファーは入ります。面談で、どこからオファーがありましたか?ときかれて、嘘はつけません。そういうことをすると、彼らとの信頼関係がなくなります。そのため正式なオファーがあれば選手に伝えます。私もそうですし、社長もそうですが、サンフレッチェとして選手の説得はしません。納得して判断させます。
それはなぜなのか。説得しろと言われるかもしれませんが、この厳しいリーグ戦、タイトなスケジュールの中で一致団結して戦っていくのが、サンフレッチェというチームです。苦しいとき、説得をして残ってもらった選手は、だいたい言い訳をします。試合に出られなくなったとき、本当は移籍の話があったけど、チームに言われて残ったのに試合に使ってもらえない、と。それが人間の心理です。それが不満分子になって、チームワークに影響することもあるため、我々はまずは本人にやるのかやらないのか、行くのか残るのかを自分で判断させます。もちろん同時に我々の思いも伝えます。
今回、期限付き移籍した選手とも、何度も話をしています。宮原選手や野津田選手は広島出身。アカデミー出身の選手がほとんどです。彼らは広島しか知りません。外を見てみたい。隣の芝生を見てみたいというのが非常に強かったのだと思います。サンフレッチェ広島だけを知るのでなく、他の名古屋や磐田、京都の良さを知るのはプラスになると思います。いろんなチームで人間関係を作り、戦術を知ってサッカーをすることはマイナスではありません。
寿人選手もそうです。若いときにC大阪から仙台に移籍して、広島に来ました。森崎兄弟のようにずっと広島でやるのもすごいことだと思います。高萩洋次郎や森脇も愛媛に出て、苦しい思いをして戦い抜いて帰ってきたときには、全く違う感じでたくましくなりました。期限付き移籍で競争をさせ、何かつかんでもらえればという思いもあります。それを踏まえた上で、育成だと思っています。残った選手と修行に行っている選手も競争で、2〜3年後のチーム編成で勝ってほしいと思っています。
余談ですが、新たに他チームから加入した選手は、覚悟して納得して入っています。今回、加入した工藤選手もそうですし、稲垣選手もそうです。岡山から中林選手も戻ってきてくれました。彼らも前チームでポジションを確保していた選手ですが、それを捨ててサンフレッチェに入ってきました。かなりの覚悟ですよね。 続く