212917☆ムラ 2018/02/26 08:11 (iPhone ios10.0.2)
スポルティバより引用
早急に改善を!選手がどんなサッカーをしたいか分からない状態なんて、どう考えても健全な状態じゃない
一方の広島はボールを奪っても、ターゲットマンのFWパトリックをめがけた長いボールを蹴り込むのみ。そこでつながればチャンスを生み出せるが、多くの場合はそうはならなかった。ボールを大事にする札幌と、イチかバチかの確率の低い戦法を選択した広島。両者の明暗がくっきりと分かれたのは、当然だった。
「もう、後半は割り切ってやっていましたよ」
青山はそう振り返る。長いボールに頼ったのは、決して意図的だったのではなく、そうせざるを得なかったというのが真実だろう。
「キャンプから全然時間がなかったですから。やっているサッカーも変わったし、システムも変わった。J1相手の実戦もしていなかったから、正直、どうなるかわからなかった。どういうサッカーをするのか、まだ自分たち自身も見えていないところがある」
城福監督はキャンプ中に、さまざまなシステムや組み合わせを模索した。4−3−3、4−2−3−1、3−4−2−1、そして4−4−2。この日は4−4−2を採用したが、選手の質を把握し、最適解を見出す作業は決して容易ではない。他チームよりも始動が遅かった影響もあるかもしれない。時間が限られたなか、指揮官自身もまだ手探り状態にあるのだろう。
当然、選手たちも戸惑いは隠せない。本来はつなぎたいのだろうが、連動性がないのだからセーフティに前に蹴り込むしかない。ビルドアップに定評があるDF千葉和彦がクリアに逃げるシーンを見たときには、正直、がっかりさせられた。
“かつての広島”はもういない。”かつての広島”らしかったのは、むしろ札幌のほうだったのだ。