253207☆Starlightroad 2018/11/04 11:51 (F8332))
私は素人ですが、これまでJリーグを見てきたなかで強いチームには共通点があると考えています。それは外国人、ベテラン、中堅、若手のバランスが良いということです。
昨日の逆転負けは相当悔しいものでしたが、昨日の試合も後半戦の不甲斐ない戦いぶりも、このバランスを考えていただければみなさんも納得できると思います。
昨日試合があった数チームのバランスを調べてまとめました。途中交代で入った選手も含めた14人をカウントしています。
◯外国人:年齢関係なし
◯ベテラン:30歳以上(GKは35歳以上)
◯中堅:25歳以上(GKは30歳以上)
◯若手:24歳以下(GKは29歳以下)
(チーム名:外国人/ベテラン/中堅/若手)
川崎:1/3/7/3
鹿島:1/2/3/8
東京:3/2/7/2
湘南:0/2/6/6
磐田:1/2/7/4
広島:3/6/4/1
上記のデータからもわかる通り、広島のベテランの人数が他チームに比べて突出して高いことがわかります。
30代のベテランが出場選手の半分以上を占めている広島がこれまで首位を独走してきたのは、ベテラン層の経験と技術の高さに池田コーチのフィジカルトレーニングが加わり高いパフォーマンスを発揮できたからです。しかし1年を通してスタメンもほぼ固定でしたから、後半戦で苦戦するのは当然だと思います。
そして昨日の磐田戦は、この1年間の広島の戦いの縮図のような試合でした。ムイの得点から始まり、後半に入って連携が向上し追加点。しかしそこから選手たちが疲れ始め、玉際で後手に回るようになり逆転負け。
実は広島と同じようなメンバー構成だったチームがあります。それは浦和でした。その浦和が若手の多いG大阪に大敗したところも似ていますね。
浦和:2/7/3/2
G大阪:4/3/3/4
ついでなので、広島が初優勝した2012年のデータも見てみましょう。6年前ですから青山もまだ中堅でした。
外国人:ミキッチ
ベテラン:佐藤、森崎(和)、森崎(浩)
中堅:高萩、石原、青山、山岸、水本、千葉、森脇
若手:西川、清水、石川
上記の通り、交代枠も含めてカウントすると1/3/7/3でした。奇しくも、昨日の川崎のメンバー構成と同じですね。
選手の質も戦術も違うのでこのようなデータが絶対であるとは言えませんが、いくら質の高い選手が揃っていてもアンバンスなチームが優勝できるほどJ1は甘くないと言えるのではないでしょうか。この掲示板でも若手の起用という言葉が多く見られますが、育成のことを考えても、選手のバランスを考えても、とても的を得た指摘だと思います。
今年はもう難しいかもしれませんが、来年は中堅と若手の補強、レンタルバック、現存の若手の成長に期待したいですね。今のメンバーを使い続けているようでは若手も他チームに移籍していきますし、サンフレッチェの未来はないでしょう。