332040☆ピンクヨッシー 2020/09/14 07:39 (Chrome)
男性 35歳
長文失礼します。結局言いたいことは、昨日の敗戦は来期以降の優勝に必要だったと思うよ、ということです。
川崎戦で恐らく最も勝つ確率が高い戦い方は、川崎が大島、家長、三苫をベンチにしていた前半のうちに死に物狂いで押し込んで1-0、後半は川崎の最強布陣に対しブロックで中央を締めて守り切る。
もはやこれしか勝つ方法は無いと思っていました。
そのためには、明らかに動きのキレが落ちている開幕戦スタメンではなく、コンディションも連携も良かった清水戦に出たこれまでのサブメンバーをスタートで出す必要がありました。
そして、後半は連戦の経験から落ち着いてプレーできるメンバーを入れて守り切る。
戦前そう考えていましたが、蓋を開けると真逆の開幕戦メンバーでスタートし、前から行かず、0-0を狙って後半勝負のいつもの戦い方でした。

前半の途中まで観ていて確実に今日は勝てない、と思いましたが(流石に1-5は想定外)、逆に城福監督、いや、フロントの考えが明確だと感じました。
つまり、川崎戦の前から今期の優勝は限りなく低いことは分かっているわけで、リーグ後半戦は来季に向けた戦力底上げに使うべき。
これはむしろクラブ経営を考えれば至極当然のこと。
ましてや今期の収入大幅減で来季の補強費はこの上なく厳しい。
だとすると、まず現場がやるべきは現有戦力の見極めです。
そして、メンバーや戦い方を変えるのであれば、まずは選手に納得感が必要です。
これまでの戦い方を首位にぶつけることで、選手もサポーターも現実を正く認識する機会が必要だったのだと思います。
もちろん負ける前提ではなかったはずですが、敢えてこれまでどおりを貫いたのは勝負を第一にしていたとは考えにくいのです。
試合後の城福監督のインタビューの表情が冷静だったことからも、やはり覚悟があったのではないかと思います。

確かに、今の戦い方の延長戦に優勝はないと思います。
元々攻撃サッカーを前提としたフォーメンションで、ミシャ時代はトップとシャドー3枚が激しいポジションチェンジとダイレクトで相手守備を突破しつつ、相手の枚数が多い時はサイドに振ってはがすという戦い方をしていたはずです。
それが、森保監督になり、役割を固定させて行った結果、好不調の波がなくなり優勝。
しかし、攻撃の連動性は弱まり、得点は外国人頼みになっていきます。
最終的には守備の連動性も弱まり、降格危機を迎えました。

そして、城福監督になり、これまでの戦い方を一度リセットし、守備をメインに立て直しました。
ブロックを作ってから、数的優位の中でボールを取り切るというスタイルでリーグ屈指の守備を構築しました。
また、うまくバランスを見ながら若返りも進んでいる印象です。
しかし、攻撃は守備力を生かしたいために、カウンターをベースとして、前線の足元にボールを当て、そこからサイドを起点するという戦い方は、昨シーズンまで言ってしまえば「柏頼み」のサッカーでした。
足元から足元への各駅停車の攻撃で、攻撃のスピードが非常に遅い。
厚みを出すために後ろからの攻撃参加をするため失点は当然増える。

そう考えると、攻撃力はミシャ時代から年々怖さを失っていると言えそうで、フロントもさすがにそれは理解しつつ、若手を抜擢しながら我慢の時期と捉えている気がします。
そのため、もっと若手に経験を積ませて戦力アップをしつつ、新しい広島の戦い方を再構築する必要があると考えているでしょう。
選手も今回の敗戦でそれは感じているはずで、今期後半は、来期に向けたサバイバルが既にスタートしていると言えそうです。
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