762350☆ああ 2024/11/12 17:07 (Chrome)
プロ野球のレジェンド、王貞治氏はサインを断らないことで有名だが
なぜ王氏はサインを断らないのか?
王氏が少年だった頃、後楽園球場でファンの少年たちが
新品の色紙やボールを持ってスター選手にサインを求め、選手たちは気さくに応じていた。
そこには貧しい境遇だった王少年の姿もあった。
しかし王少年が手にする粗末なゴムボールには、目をくれる選手は一人もいなかった。
やがて選手たちは去り、王少年は悲しみにくれていたが、そこに現れたのが
ウォーリー与那嶺選手だった。
与那嶺選手は王少年の泥だらけのゴムボールに嫌な顔一つせずサインをし
優しい笑顔で王少年に手渡してくれた。
王少年は与那嶺選手の温かさを深く胸に刻み、やがて王氏が大スターになったあとも
可能な限りサインに応じたそうだ。
王氏はサインを求められると「僕のサインは価値ないと思うよ。だって数えきれないほど
サインしたからね」と冗談めかして笑う。
与那嶺氏に憧れた王氏、王氏に憧れたイチロー氏。イチロー氏に憧れて野球を始めた少年たち。
少年たちのキラキラとした目はこうして受け継がれていく。