3863☆ミラぼろ 2018/08/26 22:31 (ASUS_Z017DA)

ミランのシステムは433。
昨季からの大きな変更点は2つ。
ボヌッチがいなくなったの事とイグアイン登場です。
ミランでのボヌッチといえば開幕当初は不安定なプレーで批判を浴びたものの、日が経つにつれ安定感を増し攻守に欠かせない存在でした。
特に世界一といっても過言ではないビルドアップ能力にミランは非常に甘えていた。
そんな彼がいなくなったので、イグアインを獲得したは良いが彼までどうボールを届けるのか。
これが今季、まずクリアしなければいけないミランの課題でした。

で、プレシーズンからミランが取組んだのがGKを含めた低い位置からのビルドアップ。
あまりにも深追いすると自陣がすっからかんになるので、どこまでプレスを仕掛けるべきかを相手に悩ませ、その優位性を利用してボールを進めるオーソドックスなやり方です。
これに必要なのは、繋げるDFだけでなく繋げるGKでミランの場合ドンナルンマ。
そんなタイプでは全くもってないので、かなり危なっかしいパス回しに。
結果、ナポリの選手はプレスの位置を悩むどころか、追いかけ回したら必ずボールを奪える。
そして決定機を作るチャンスだ！と思い切った守備をする様になり、ミランとしては防戦一方でした。
で、ナポリの予感通りミランはビルドアップミスから早い時間に1点奪われ、逆転劇の狼煙を上げさせる事になりました。

前プレを今後仕掛けてくる相手に対して、今のやり方を貫くならシーズンの大半を犠牲にする必要がある。
個人的にはちょっとしんどいなーという印象です。
手っ取り早いのはドンナルンマをレイナに代える事ですが、問題はそこだけではない。
この試合もビリアはイマイチ頼りないし、バカヨコも繋げる選手ではないので重要なアンカーの選手がいません。
たった1試合ですが、最も単純で大切な課題をクリアするのにかなり手こずりそうなのでちょっと先行き不安ですね。