新潟でのゴール量産に向け、状態を上げている。1月15〜31日まで沖縄1次キャンプを行ったチームは、今月3日から高知で2次キャンプを進めている。得点源として期待される小野は「新潟にはいろんな選手がいて、いろんな引き出しがある。ゴールを取るための関係性を作っていきたい」。
力強さと繊細さが融合するテクニックで得点機に顔を出す。MF登録ながらこれまでのキャリアの中でサイドバックやボランチでもプレーする万能性を示しているが、昨季は鳥栖でセンターFWに専念して自己最多の9得点をマークした。前線からのハードワークを惜しまず、身長170センチと小柄ながらエアバトルでも強さを発揮する。練習から闘争心あふれる姿勢でチームに闘魂を注入する小野の加入を主将の堀米は、「刺激を与えてくれる存在で(練習の)基準を上げてくれる」と喜ぶ。
新潟では1トップか、トップ下での起用が濃厚。「期待されるのはゴール、アシストの部分」と自負する。今季開幕戦からのアウェー2連戦は鳥栖(24日)、G大阪(3月2日)とかつて在籍したチームとのマッチアップが続く。「絶対に負けたくない相手。自分のゴールで新潟を勝利に導きたい」と力を込めた。